ノー残業デーっておかしい?転職する前に確認すべきノー残業デーの実態【転職ノウハウ】

2021年9月10日

ノー残業デーに惹かれて転職、ちょっと待って!ほんとはおかしいノー残業デーについて理解しましょう!!

これから転職をしようと考えている皆さん

募集要項にはいろいろな情報が書かれていますよね

給与面であったり、残業時間であったり、そういった項目を見て応募しようと決めていくものです。

その中に、「毎週水曜日 ノー残業デー」「毎月第2・第4金曜日 定時退社日」といった記述が最近では増えてきたように感じられます。


「毎週ノー残業デーがあるなら、プライベートが充実しそうだし良いな!」と思ったそこのあなた

ちょっと待ってください!!

メリットだけではありません。ノー残業デーにはたくさんのデメリットも付き纏います。

この記事を読んで、あなたが転職に失敗しないための知識を身につけてください。

この記事を読んで分かること

わかること

・ノー残業デーのメリット

・ノー残業デーのデメリット

・ノー残業デーを設定している会社がおかしい理由

・転職する際に気をつけるべきポイント

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ノー残業デーがおかしくない理由

プライベートが充実する

ノー残業デーの日は定時で帰れるため、プライベートに時間を使うことができます。

17時半や18時に仕事が終わり、趣味や自己研鑽、飲み会(今はコロナ禍で厳しいですが)など

自分のやりたいことをする時間を作れます。


また、気持ちのオンオフの切り替えもしやすくなるメリットがあります。

身体的・精神的に楽になる

週に1日定時で帰れることが決まっているので、例えば水曜がノー残業だった場合

月曜・火曜頑張れば水曜は早く仕事を上がり、家に帰ってゆっくりできる時間ができ、心のゆとりができます。


その日は早く寝て体力を回復させることもできるので、週末までの仕事に向けての休息時間を確保できます。

定時退社しやすくなる

社員として定時で帰る決まりを作ってくれているので、上司の目を気にせず帰ることができます。

定時で帰ることが許される状況が1日でもできれば、他の日でも少しずつ帰りやすい雰囲気になっていくでしょう。


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ノー残業デーがおかしい理由

他の日に仕事のしわ寄せが起こる

週に10時間残業をする必要がある仕事をしているとしましょう。

平均残業時間は2時間になりますが、ノー残業デーが1日あることで、他の日は2.5時間に増えてしまいます。

ノー残業デーに残った仕事を無理やり残すことで、仕事のリズムが崩れ余計な業務処理時間が増える恐れもあります。

客先への引け目を感じる

自分たちがノー残業デーで早く帰ることは、お客様の時間に合わせられないことにつながります。

その日のうちに対応しなければいけない仕事を残してしまったり、定時時間後にきた依頼に対して対応できないことで、迷惑をかけてしまいます。

割り切れる人なら問題ないでしょうが、割り切れない人は精神的にストレスを溜める原因になります。

定着していない会社では上司の目を気にする結果に

ノー残業デーが会社として定着していない場合、自分が定時に帰っても上司が帰らないケースが発生します。

せっかくノー残業デーなのに、帰るときに上司の目を気にする必要がある状況に陥ります。

意図せぬところで「ノー残業デーだから仕事を残して定時で帰る人」という印象を付けかねません。

サービス残業が増える・給料(残業代)が減る

他の曜日に残業を回す余裕がある仕事量であれば、仕事のスケジュールを立てていれば問題はありませんが、

業務が逼迫していて他の曜日に回す余裕がない人は仕事の持ち帰り、悪く言えばサービス残業を助長することにつながります。

サービス残業をしている分、給料が出ない時間が増えるので、残業の時間単価が少なくなり、労働時間に対して残業代が減ってしまいます。

ノー残業デーっておかしい?

「ノー残業デー」ときいて、おかしいなと思えるかどうかがポイントです。

ノー残業デーが存在しているということは、その他の日は

イエス残業デー

と言うことになります。


つまり、残業をあまりしたくない、プライベートを充実させたい人には向かないということです。

もちろん、その会社の月間残業時間にもよりますが、平均残業時間が30時間を超えるようであれば

週に4日は家に帰るのが9時を過ぎることになるでしょう。


残業ありきの日本の働き方がおかしいとまでは言わないですが、安易にノー残業デーがある企業でプライベートを充実させられるという考えは捨てましょう。

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まとめ

今転職を考えていらっしゃる方で、ノー残業デーがある会社に興味を持っている方は、

自分の生活に対するノー残業デーのメリット・デメリットを考えてみてください。

安易に「週に1回早く帰れるから」と飛びつくのではなく、自分の中で腑に落ちるかどうかを今一度考えて検討してみましょう。

皆さんの転職活動にお役に立てれば幸いです。