転職者向け〜ボーナスが出る企業・出ない企業のメリットとデメリット比較【転職ノウハウ】

2021年9月10日

ボーナスのある企業・ない企業のどちらが良いのか

これから就職を控える方、転職を考えられている方々へ

ボーナスの有無は、就職、転職を控える皆さんも重要視するところでしょう。

私も転職を考える身として、ボーナスについて調べた知識から、ボーナスの有無によるメリットとデメリットを比較していきます。

この記事でわかること

・ボーナスとは何か

・ボーナスが出る企業のメリット・デメリット

・ボーナスがない企業のメリット・デメリット

・どんな給与体系の会社を選ぶのが良いか

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ボーナスとは何か?

ボーナスとは、定期給与(月給)とは別に支払われる特別な給与のことで、賞与、お給金とも言います。

日本企業では一般的に夏と冬の2回ボーナスが出る企業が多いですが、1回や3回の企業、元々ボーナスを設定していない企業もあります。

そのほかに業績に応じて支払われる決算賞与(臨時賞与、年度末賞与、特別賞与など)がある企業も存在します。

賞与の支払いには、法的な規制はありません。

日本の大手企業の9割はボーナスを支払う形態をとっています。金額に関しては、基本給の○ヶ月分と定める企業が多いですが、営業などの職種では業績に応じた金額が反映されるケースもあります。

近年では、評価制度を取り入れ、個人の評価に応じて金額を決定する企業も増えています。


ボーナスについてはこちらで詳しく解説されています


ボーナスの歴史

日本のボーナスの歴史は江戸時代まで遡ると言われていますが、詳しい情報がないので割愛します。

記録に残る最初のボーナスは1876年の三菱商会が支払ったとされています。

戦後のインフレによる労働運動が起こり、生活保障という名目で一時金が払われるようになったことが背景になります。


ボーナスが出る企業のメリット

社員のメリット

ボーナスがあるメリットとしては、一度に多くの金額を手にすることができるため、旅行や買い物に充てたり、貯蓄を増やすタイミングとしても良い機会となります。

住宅ローン、自動車ローンなどでボーナスを支払いに当てることもできるため、早期の返済に役立てることも可能です。

ボーナスの金額により、仕事に対するモチベーションを上げることもできます。


企業のメリット

企業は、上述した通り社員のモチベーション管理に使えるというメリットがあります。

固定額の場合は当てはまりませんが、業績や評価を反映する制度の場合、頑張った社員が多くの金額を受け取れることになるため、社員のやる気の向上やモチベーション管理に役立ちます。


ボーナスが出る企業のデメリット

社員のデメリット

私の働いている企業もそうでしたが、業績によってはボーナスの減額や支給されない年もあります。

今年はコロナの影響で、例年に比べ特に多くの企業が同じ状況にあると思います。

ボーナスを頼って生計を立てている人や、ボーナスで旅行や買い物をしようとしている人には、とても受け入れられるものではありません。


企業のデメリット

ボーナスが払えない年があると、社員の大半のモチベーションが下がります。

いくら業績がいい時に大きな金額を払っていても、それがないことが1度でもあればモチベーションを保つのは難しいでしょう。

また、1度払わなかった事で、次も無いんじゃないかという懐疑的な印象を社員に持たれることになります。

離職率が高まる原因にもつながります。


ボーナスが出ない企業のメリット

社員のメリット

ボーナスが出ない企業のメリットとしては、基本給が高めに設定されておりボーナスが出ないという背景が多く見受けられます。

ボーナスが出ない=年収が低いというわけではないということです。(一概には言えませんが…)


基本給が高いということは、時間外労働手当や休日労働の手当も大きくなります。

基本給は一度上がったら下げにくいというのもメリットの一つです。


また、年棒の制度を取る企業もこちらに当てはまります。


ボーナスを考えて生計を立てる必要がなくなるため、安定した生活が送れるようになります。


企業のメリット

企業としては、ボーナスの支給を考えなくても良いメリットがあります。

半期毎、一年毎にボーナスのためにお金を準備するから必要がなくなります。

社員と同じく、人件費にどれくらいのお金がかかるか計算しやすい点も挙げられます。


ボーナスが出ない企業のデメリット

社員のデメリット

ボーナスという大きいお金が入ってこないことが最大のデメリットになります。

年収で考えると大きな差はないかもしれませんが、一度に大金が入ってくることを楽しみに仕事をしている人も多いと思います。

ボーナスを貯金に回す人もいると思いますが、ボーナスがない場合は計画的に貯金していかなければなりません。


年棒制の場合は、時間外労働手当などがつきません。

また、月給に固定残業代として賃金を増している企業もありますので、注意が必要です。


企業のデメリット

社員に対して、給与面でのモチベーションが上げ辛いことが企業としてのデメリットでしょう。

社員の評価が基本給の賃上げのみとなり、評価が見えづらくなってしまいます。


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ボーナスの有無はどっちが良いか

ボーナスがある企業では、ボーナスという目に見える成果報酬がもらえる事でモチベーションが上がり、そのお金を使って生活にメリハリをつけることができます。

しかし、支給されない年があることも忘れてはいけません。

特に、コロナのような人災や、地震・洪水などの天災はいつ業績に影響を与えるかわかりません。


その点、ボーナスがない企業では目に見える成果報酬はありませんが、毎月安定してお金をいただくことができる点、自身の生活も安定させることができます。

私生活にメリハリをつけたい人はボーナスがある企業安定した生活を送りたい人はボーナスがない企業を選ぶのが良いと言えるでしょう。



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