基本給が少なく手当が多いとどうなるのか【転職ノウハウ】

2021年9月9日

基本給が少なく手当が多い給与体系には要注意!!

みなさんこんにちは。

今回の記事では、あなたが毎月もらっている月給の内訳について、

解説を行なっています。

少しでも今の給与体系に疑問がある方は、

是非この記事を最後まで読んでみてください。



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給与の内訳を理解しよう

みなさんはご自身の受け取っている給与の内訳について、

詳しく見直したことはありますか?

給与については、月の総支給額しか気にしていない。

という方も多いのではないでしょうか。

月の給与には大きく分けて、基本給手当と呼ばれる2つのパートで

されています。

この二つの内容を理解していないと、実はあなたが気づいていないだけで

とても大きな損を強いられている可能性があること知っていますか?

皆さんが毎月手にする給与は、基本的には次の項目から構成されます。

月給=基本給+各種手当(残業、休日、資格、出張などなど)

まずはそれぞれについて解説を行います。

基本給とは

あなたが毎月、会社から支払われている給与。

この中にはほぼ必ず、基本給という項目があります。

この基本給とは、簡単に言えば「決められた時間働けば、必ずもらえる給与

と考えてください。

言い換えれば、仕事において結果を出そうが、出せまいが働いた時間に応じて

支給される給与です。

給与とは会社の指揮命令系統下に置かれている

拘束時間に対して支払われるものである為、

まさしく、給料の基本であり、全ての土台をなす部分となります。

手当とは

もう一つの月給を構成している手当とは、基本給とは異なり、

毎月の異なる就業内容によって、随時計算され支給される給与のことです。

この中には、代表例として「資格手当」や「出張手当」「外勤・内勤手当」

「休日出勤手当」「残業手当」

などが存在します。これらは、概念としては毎月の就業内容によって変動するとされ、

金額の増減が比較的容易に行うことができる特徴があります。

基本給が少ないとどのような事が起きるのか

基本給が少ないとどのような事が起きるのかご紹介します。

ボーナスが低くなる

ボーナスの支給額に直結する場合が多いです

ボーナスは多くの企業において、基本給の〇〇ヶ月分という

計算を行います。

つまり、月の総支給額が高くても基本給の割合が少なければ、

ボーナスの支給額が大きく下がる結果
となります。

結果としては、年収において大きな差が発生することとなります。

退職金が少なくなる。

退職金の算出において不利になることがあります。

ボーナス同様、基本給をベースに算出することが多いため、

その分、退職金が低く算出される結果となります。

手当の見直しは容易

各種手当は、基本給の減給と違い金額の変更や、廃止のハードルが

非常に低いです


最悪の場合、理論的には給与の3分の1以上の給与をカットすることも可能なため、

安心を得るためには、手当の割合が少ない企業を選ぶことが非常に重要となります。

基本給による年収の違い


例えば、AさんとBさんの給料はともに20万円とします。

しかし内訳は以下のように差があるとしましょう。

Aさん:20万円=基本給18万円+残業手当1万円+資格手当1万円

Bさん:20万円=基本給10万円+営業手当5万円+見込残業手当3万円
        +残業手当1万円+資格手当1万円

そして、2人とも1年間で4ヶ月分のボーナスを得たとします。

2人のボーナスは以下の通りとなります。

Aさん:18万円×4ヶ月=72万円

Bさん:10万円×4ヶ月=40万円

トータルの年収を計算すると、

Aさんは20万円×12ヶ月+ボーナス72万円=312万円

Bさんは20万円×12ヶ月+ボーナス40万円=280万円

つまり、AさんとBさんは月給とボーナス割合が同じにも関わらず、

年収では32万円もの差が発生してしまうのです。

注意すべき手当の名称

企業によっては、こう言った手当く使い、巧妙に基本給を下げ

人件費の節約を行う企業があります。

そういった企業がよく使っている注意すべき手当の名称をご紹介します。

固定残業代

求人広告などではよく「月給〇〇万円(固定残業代〇〇万円を含む)」と言った表記があります。

これは、月給=基本給ではなく、月給=基本給+残業手当という意味です。

つまり、月給のうちボーナスの算出基準となる基本給の割合が低い事を意味しています。

高い月給に釣られてしまわないよう、十分注意したい項目です。

内勤・外勤手当

内勤・外勤手当とは社内で事務方の業務を行うか、営業など外回りの業務を行うかで

付与される手当となります。

業務によって付与される給与の為、本来であれば基本給に組み込まれるべき項目ですが、

あえて手当として形状し、基本給とは区別される場合があります。

こう言った手当についても十分注意したいところです。

まとめ

如何でしたでしょうか。

普段いただいている給与の内訳ですが、ほんの些細な区分の違いで、

大きく年収が左右される可能性があることを理解いただけましたか?

もし現在のご職業において、各種手当の割合が多い場合は、

一度、他の企業の情勢を調べて見るのもいいかもしれません。

転職という選択肢は今の時代において、決して珍しいものではありません。

自分の頑張りを正当に評価してくれる会社に巡り合う努力をすることは、

今の時代重要なことなのかもしれませんね。


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